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Vector Characterization
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遺伝子治療⽤ベクターの開発ライフサイクルにおいて、ベクターの特性解析・品質試験は非常に重要です。当社では、最先端の分析設備を導入し、調製したプラスミドDNA・ウイルスベクターの分析試験を⾏います。
所有分析設備
遺伝子治療用ベクターに必要とされる品質評価項目に対して、高度な専門性と最先端の設備を駆使し、特性解析・品質試験を受託します。
当社で作製したベクターに限らず、所有されているベクターに対する分析も受託します。お気軽にお問い合せください。
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キャピラリー電気泳動
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多⾓度動的光散乱
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クォータナリUHPLC
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デジタルPCR
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次世代シーケンサー
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全⾃動ウエスタン
ウイルスベクターの分析評価項目例
- ・単一の評価項目だけでなく、複数の評価項目を組み合わせた分析を受託することも可能です
(例えば、「qPCRとdPCRの比較」「ELISAとqPCRの比較」など) - ・プラスミドDNAに対しても、CCC純度試験(キャピラリ電気泳動)や塩基配列評価(シーケンサー)などの分析を受託可能
項目 | 評価 |
シンプロジェンの 分析体制 |
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力価 | ゲノムタイター | qPCR, dPCR |
感染価 | TCID50 (qPCR), プラークアッセイ | |
ベクター粒子数 | ELISA, MA-DLS | |
生物学的力価 | Cell based (Western blot, RT-PCR) | |
完全性 | ベクターゲノム | NGS, キャピラリー電気泳動, アガロースゲル電気泳動 |
ベクター粒子 | Western blot, キャピラリー電気泳動 | |
純度 | 宿主DNA | dPCR, qPCR |
原料プラスミド | dPCR, qPCR | |
ゲノム断片 | NGS, (qPCR, dPCR) | |
宿主タンパク質 | ELISA | |
空カプシド | HPLC (IEX), キャピラリー電気泳動 | |
電荷均一性 | キャピラリー電気泳動 | |
残留試薬 | ELISA, Bradford, HPLC (RP) | |
安全性 | 凝集体 | MA-DLS, HPLC (SEC) |
無菌性 | 実施不可 | |
エンドトキシン | LALアッセイ | |
マイコプラスマ | qPCR | |
外来性ウイルス | qPCR | |
自己増殖性ウイルス | qPCR, ELISA |
Flow
委託の流れ
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お問い合わせフォームより、遺伝子治療用ベクターの作製・分析を選択し、ご依頼内容をご連絡ください。
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ご入力頂いたアドレス宛に担当者よりご連絡しますので、供与核酸に関する情報について、ご提示をお願いします。
(秘密保持契約の締結も可能) -
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当社技術スタッフ及び安全委員会にて受託の可否を判断します。
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受託可能の場合、お見積書を送付します。ご発注後、ベクターの作製・分析を開始します。
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※ 技術への質問、共同研究の相談等に関しても、
上記問い合わせフォームを活用ください。
(治療用ベクターの受託分析は2021年より、評価項目毎に順次開始予定)
Disclaimers
注意事項
- 作製したベクターは研究⽬的でのみ使⽤可能であり、臨床⽬的や診断には使⽤できません。納品物を試験研究以外の目的でご使用される場合、納品物に起因する損失・損害等について、弊社では一切の責任を負いかねます。
- 作製したベクターを商業目的で利用される場合はお問合せ下さい。ライセンス契約の締結が必要となる場合があります。
- 遺伝⼦組換えウイルスは、関連法規(遺伝⼦組換え⽣物等の使⽤等の規制による⽣物の多様性の確保に関する法律、研究開発等に係る遺伝⼦組換え⽣物等の第⼆種使⽤等に当たって執るべき拡散防⽌措置等を定める省令等)および安全委員会(省庁およびご所属機関)の定める実験⽅針に従いご取り扱いください。